ポンポンポンポンポン[船]



Σ・m=チュンチュン

<・m=チュンチュン


皆様おはようございます。



牛深で目覚める響のツーリングの2日目です。

1日目はココから


ゆっくりとベットから降りて

部屋のカーテンを開けるとまだ薄暗いハイヤ大橋の下を

漁船が白波をたてながら通過していく。



そんな景色を眺めてると

スマホの目覚ましが鳴りだす。



いつものツーリングの朝らしく

嬉しくって目覚ましより早く目が覚めちまったぜ(笑)



とにかくのんびりできる時間はたっぷりあるのだけど

遠く離れた街で迎える夜明けって大好物なので

さっさと準備開始。



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昨晩買っておいたコンビニの朝食を食べて

6:40始発のフェリーに乗るためまだ陽が昇る前に

チェックアウトします。



牛深港のフェリーターミナルの乗船枠の一番前に

銀ガメ号を停めて朝のコーヒータイム。

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この町はどこにいても

牛深ハイヤ大橋がいる。


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乗船の20分前に乗船案内が出るので

チケット(1520円/バイク+わたし)を買って

1番乗りで乗船。


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客席独り占め(笑)



平日の朝いちばんの便なので

トラックがほとんどで

客室はガラガラのまま定刻通りに出航です。


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これから30分間の船旅で

対岸の鹿児島県の蔵之元港へ向かいま~す。


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天草さよ~なら~!



そして長島の蔵之元港に着岸。



フェリーから降りると

こんな象がいたよ。

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マンモスか?


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この象に寄る事は事前にもちっこさんから指令を受けていたので

長島上陸記念として一緒に撮って

長島の中を走ります。

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朝日を浴びるR389


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海を望む段々畑を見ながら走って

ジャガイモ畑の中へ


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この美しい風景の中に

朝の寄り道スポットの頭がチラっと見えるよ。


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「長崎鼻灯台」

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朝日を真正面に受ける真っ白な灯台に

向かう一直線の道。



す・素敵すぎる。


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灯台の周りは鹿児島県らしく

南国っぽい雰囲気でいっぱい。




しかも歩かなくてもこんなに近くまで行ける

親切な灯台なのでございます。

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2度目だけど一度目ははすこし曇ってたので

やっぱり真っ白な灯台はそれを引き立てる晴天の時に見ないとね。



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初点燈は明治30年4月という

とっても古い大型灯台でございます。

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灯台の下の岩場には

青物を狙う釣り人が2名ほどいますが

灯台は誰もいなくてわたしだけ。


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長崎鼻灯台独り占め



真っ白な灯台に挨拶をして

長島を出ま~す。


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長島から本土までは黒之瀬戸大橋を渡りますが

渡ってるときは恐怖で写真を撮る余裕なんかないため

渡った先の橋が見える公園から。


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美しい橋だけど

下は流れが川のように早い瀬戸になっています。



これで九州本土に戻ってきたわけですが

まずは鶴の飛来で有名な出水市へ

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数羽くらいまだ居残ってる鶴がいないか

田んぼの中をみながら走ったけどさすがに

そこまでのんびり屋の鶴はいないみたいでみんな

北に帰ってしまっていました。



鶴の飛来地から少しだけR3を北上して

米ノ津天満宮。

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ここから内陸へ入る道へと分岐するため

特に大きな神社ではないけど休憩のつもりで立ち寄ってみました。



でもこの神社

狛犬が狛牛なんです。



しかも阿吽が赤い牛と

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黒い牛。

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おまけに触るとご利益満点の

ゴールド牛も。


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小さいながらも社殿の彫刻も

カラフルで綺麗。


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マシュマロキャッチしてる獅子と

さっき港で見たマンモス?


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しっかりここで旅の安全を祈願して

R447から黄金(こがね)ロードへ


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大きな金鉱山(現役)が周りにあるので

走るだけで金運が上がりそうな道は車もいなくて超快適。


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内陸へ入ってくると

陽が高くなったせいもあるけど

どんどん南九州らしい風景になっていきます。

(この感覚は土の色とか香とか山に生えてる樹なんかで感じる奴です)


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長閑な道をしばらく堪能したら

超有名スポットだけど曽木の滝に来てみたよ。


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水量が少ないけど

やっぱりここの滝はメジャースポットらしく

規模がでかい。


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どれが本筋の滝かわかんないけど

視界全部が滝です。


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有名スポットですが

隣接してる利水設備も間近でみれたりと見どころも多い。


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さぁ、自然が作り出す雄大な眺めを見た後は

鹿児島県から宮崎県へ


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R447で峠を越えますが

峠付近だけすこし道が細いだけで

抜けると秘境駅のひとつであるJRまさき駅の前を通ります。


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えびの市へ入ったところで

ちょっと喉を潤しましょう。


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最近は白い特保のゼロカロリーの奴しか飲んでないな~。



しかしこの大きさだと何年分あるかな?


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コカ・コーラのえびの工場にあるグリーンパークえびの

前を通ったついでにちょっとだけ眺めてみたよ。



ではここからあまり足を踏み入れたことのない

小林市方面へ


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市街地が近くなると

道だけ広くなりました(笑)



さすがに市街地に入ると

信号もあってスイスイとは走れなくなりましたが

市内から南下して高原町へ向かうと道はまた

南九州らしいのどかな道に戻ります。

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走りながらずっと霧島連山が見えていて

とっても気持ちがいい。


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阿蘇の風景に似てるけど

同じ火山系の山なので風景も似るのかな?


ちなみに左の高い山は有名な

龍馬も登った高千穂峰だよ。



そんな雄大な眺めの中に

ほっこりする場所が・・・


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トトロ



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のどかな田園風景の中の民家のお庭に

ぽつんとたたずむトトロです。



住民の先代様がセメントだけで作ったらしいけど

すっごく綺麗なのよ。

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民家のお庭だけど昼間だけ

自由に見れるように解放してくれていますが車の駐車などは

絶対迷惑のかからないように注意して拝見しましょう。



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ここを訪れた子供たちが喜んでくれたらと思い

制作されたみたいですが

おじさんだって大喜びです(笑)


とにかく背景が霧島連山というロケーションが素晴らしすぎる。


お庭でくつろいでた住民の方に

お礼を言って近くにある霞神社を目指します。

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道は相変わらず長閑。


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山はもうすっかり新緑で

福岡県周辺の山より2週間ほど季節が先を行ってる感じ。



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そんな新緑の山の中に霞神社はありました。



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天空の神社と言われてる霞神社ですが

駐車場は思ったより下にあるのね?


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できればもう少し

上に駐車場を作ってほしかったけど頑張って歩きましょう。



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しかしそれほど急な階段があるわけでもなく

気候も心地いいので革ジャンを脱いで涼しいまま行くと

楽に本殿まで行けちゃいました。


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神社ですが馬頭観音などもいらっしゃるためか

線香の香りがします。



本殿で参拝したら

下から見えていた舞台へ


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ヒャアーーーー!



青虫が喜ぶ新芽が出たばかりの新緑だよ~。

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↑ 銀ガメ号を探せ。



神話街道のある風景 ↓

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昨日の天草より若干花粉が飛んでる気がしますが

南部なのでヒノキの花粉のピークも過ぎてるような気がします。

(わたしの鼻センサーのカピカピ具合がそう言ってます)



とにかく一年ので一番新緑の風景が好きなので

ここで景色を目に焼き付けます。


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人生を折り返して後何回新緑シーズンを

迎えれるかわかんないしな(笑)




んじゃ霞神社でパワーを頂いたら

下界の新緑の中を突き進みま~す。

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広域農道からk42


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こっちの道は国道以外は全部

広域農道に思えちゃう宮崎の内陸あるある。



R268に入って少し走ると

カエルがいっぱい。

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のじりこぴあのカエルだよ。



これだけカエルがいるんだから

一匹くらいカッパが混ざってるかもと探したけどいなかっぱ。

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レジャー施設の玄関なんだけど

わたしが見たかったのはこのカエルたちだけ(笑)



では無事にカエルことを願ってジドリだぴよん。

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ピョ~~~ン



さて、ここから宮崎市側へ走って

東九州道で帰るか北上して人吉経由で帰るか・・・



2日目はあまりきっちりとしたプランニングをしてなかったので

すこし迷ったけど東九州道経由だと高速の移動距離が長いので

人吉周りにしま~す。


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小林市街地まで戻って

久しぶりに陰陽石に来てみました。


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CB1300SBを買った頃

来て以来なのですっごく久しぶりだよ。


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立派な男性のシンボル。


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しかし初めて来たときはこのリアルな形に感動したけど

場数を踏んでいろんなリアルなやつを見てきたためか

最初見た時のような感動を感じない。



わたしもスレた大人になったもんだ。



しかし南九州だからなのか

日差しが初夏のようにまぶしい。

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色彩あふれる春の日差しに感謝。


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そんな新緑と花々に囲まれた渓谷に

このシンボルは立っています。


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男ならきちんと拝んでおかないとね。



んじゃ、そろそろ県境の峠を越しましょうか。

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R221の加久藤ループで峠を越えて

人吉を目指します。


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頂上の加久藤トンネルの中で

宮崎県から熊本県へ


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熊本県側へ入ると人吉ループ橋だよ~


ぐるぐる回ります。

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で、とっくにお昼の時間を過ぎてますが

この峠を下ったところにある人吉の街の中で

うなぎを食べようとたくらんでたのだけど

なんと昼の営業時間が14時まで・・・


いま14:30・・・



イヤ~ン!




夜の営業が17時からなので

うなぎを喰いっぱぐれちまったぞ。


市内にある他のうなぎ屋も全部同じ営業時間なので

ランチ難民だよ。

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仕方ないので人吉市内のコンビニで

適当にお腹を満たして人吉で行って見たかった場所へ


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まずは球磨川沿いにある

矢黒神社へ



古い神社で

この神社の近くに見たい場所があるのだけど

よくわかんないので神社の近くの民家の方に

聞き込みをして移動。

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ここかな?


竹林のある林道のわきに銀ガメ号を停めて

竹林の中へ入ると「黒坂の切通し」

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ここに来たかったのよ。



昔の街道の跡ですが

見学ができるように積もった土砂を取り払って

くれたようです。

(民家の方が「掃除したけ歩けるよ」と言ってました)

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切通しの崖にはノミの跡がずっと続いていて

地面には馬車も通ってた溝の跡も残っています。


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すごいね~。



古い隧道などいっぱい見てきたけど

こんな深い切通しって以外と少ないんだよね。

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この街道を通した昔の方や

再び見れるように整備してくれた方に感謝。


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人吉のパワースポットらしいけど

周りを囲む竹林の効果もあって幻想的な場所でした。

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しかし夏はあまり来たくない場所かな?



バイクまで戻って人吉にはまだいろいろ見たい場所はあるのだけど

帰りの体力を考えてそろそろ帰ります。

(そんな体力を計算しないといけないなんて歳をとったもんだ)


市内で給油をして人吉ICから高速へ


走り出してすぐですが

ランチをコンビニで軽く食べただけなので山江SAで

遅いランチと早い夕ごはん。

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がっつりとカレーを流し込んで

インナーを着込んで北上開始。


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休みながらのんびり帰ろうと

明るい時間から帰路についたけど

変なスイッチが入ったためか家までノンストップで帰ってしまった(笑)


通常なら家の近所の夕景の綺麗な場所で

エンディング用の「帰還しました写真」を撮ったり

ガレージに入れる前に綺麗に拭いたりするのだけど

一気走りで疲れたので洗車は明日(笑)



天草を回って2日目はほぼ行き当たりばったりでしたが

新緑をいち早く堪能できたし天気にも恵まれて素敵な2日間でした。


これから遠くまで行くには適した季節になっていきますが

さぁ、次はどこに行こうかな?



では2日間の長らくのご乗車ありがとうございました。

またのご乗車をお待ち申し上げます。



◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆