走りま~す。



と、言っても今日は御近所さんが天草方面へ走りに行くらしくて

参加しようかどうしようか迷ったけど体調が万全じゃないので

泣く泣くちびっ子バイクでマイペースで遊ぶツーリングに決定。



後ろ髪ひかれた天草方面は早朝からガーンと端っこまで走れる

暖かい季節に行けば良くことにして

今日は大人しく遅い時間に茜ちゃんとお出かけ。



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走り出していきなりでございますが

田舎になってから(すでに田舎ってことは忘れて)食べる

ところを探すの面倒なので先に早いランチを済ませます。


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直方市999でチキンソテーランチでお腹を満たして

バイパスを走って筑豊平成鉄道の下。


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ちびっ子バイクなうえソロなので

マイナーなところ寄り放題でございます。


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メインの目的地は耶馬溪から玖珠方面にある

林道のトンネル巡りをしたいと思うので

アグリライン(旧HFR)に入る前に築城へ寄り道。



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山の中で遊ぶ前に

ちょっと広~い風景が見たくなったため

築城のメタセコイヤの森へ行ってみたよ。


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菜の花が綺麗。



そして響の小路(廃線跡)

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さっそくタイトル通りトンネルですよ~。


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春らしいポカポカ陽気で

樹のトンネルの木漏れ日がとっても気持ちが良い。



そんなトンネルの中を歩きながら地面を見ると

キノコだらけじゃないですか。



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アミガサダケって言うのかな?



とにかく踏まずに歩くのが難しいほど生えてたよ。

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土筆のお化けみたいだ。



そんな響の小路を響が歩く。

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トンネルを堪能したら

茜ちゃんでしか走れない森の道へ


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森から抜けてもステキな風景は続きます。


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ちょっと寄り道するするつもりが

しっかり時間を取っちゃったけど先へ進みます。



築城からk1で椎田方面へ走ってそこから

アグリラインへ入りますがその手前にある

「小野不動窟の大ソテツ」

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ショボイって知ってたのでいつもスルーしてた場所ですが

久し振りに前を通ったので次いつ前を通るか

わかんないし寄ってみたよ。



ソテツの方は大ソテツとして大事にされていますが

そんなに大きいとは思えないな。


でもそのソテツの背後にある不動窟の崖の方が

見ごたえがありました。

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オーバーハングした崖に穴が開いてます。


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縄文時代の岩陰遺跡の一部かも。



不動窟から見下ろす大ソテツ。

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説明版によると根周り8.5m

樹高5.5mで幹の本数は11本となっていて

九州屈指の大ソテツと書かれいます。


平戸や地元芦屋でもっと大きなソテツを見てるので

あまり大きく思えないけど貴重なソテツには変わりありません。


寄る予定じゃなかった寄り道で

軽く休憩したら耶馬溪までワープ。

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青の洞門のある競秀峰までやって来ました。


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でっかい岩山の下に道路と並行して

人の手で掘られた素掘りのトンネルがあります。



耶馬溪らしいスポットからさらに先へ。

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耶馬溪のメインルートであるR212を走って

たぶんこのトンネルのところに見たいトンネルが

あるはず。


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走りながらじゃよくわかんないので

バイクを停めて歩いて調査をすると簡単に発見!

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日田往還の標識だよ~。


街道は車道のトンネルのさらに崖側にあるらしく

ちょうど人が歩くような幅だけ平らな道が残されていました。

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すこし進むと

中津側から走ってるとまったくトンネルの存在が見えなかったけど

ポッカリとトンネルが残ってたよ。


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「一ツ戸洞門」


岩しかない崖に車が入れそうなくらいの

大きなトンネルがありました。


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トンネルのある崖は岩松がびっしりと生えてる

がっつりとした岩なのに

よく重機とか無い時代にこんなトンネルが掘れたもんだね。


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トンネルの半分は車道のトンネル工事に伴って

消失してるけどトンネルの天井にはノミの痕もいっぱい残っています。


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素掘りなので表面がボコボコ


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触ってみたけど

当たり前だけど固い。



トンカチでカンカンやった程度じゃ削れそうにない固さだよ。


トンネルの行き止まりからは

青い山国川の清流が見下ろせます。

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では日田往還が栄えた古の時代を

思い浮かべながら先代の英知に敬礼!

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んじゃ、先へ行くよん。



茜ちゃんに跨って山国から南下して玖珠方面へ


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k43から三ケタ県道のk407

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初めて走ったぞ。


明るいクヌギ林の中をすこし走ると

峠にさしかかったところでトンネル。

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ちょっと読みにくいけど「古後トンネル」と書いてるっぽい。


もっと一人で通るのは心細いトンネルを期待してたけど

来てみると普通のトンネルだったわ。



トンネルを通過して・・・


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k48に出てすこし日田方面に走ったところから

数字の無い道へ入りま~す。



するとアスファルトが丸い輪っかマークのコンクリートロードに・・・


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振動でブルブルして写真がブルブルになります。



そのブルブルロードの終点にトンネル。

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雰囲気のあるトンネルですが

電気もちゃんと点いていて心細いって感じはないです。

(何を期待してるんだ?)


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「大石峠隧道」



だ~~~れも来ない隧道で

10秒のタイマーの音と足音が反響する。

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出口で風が吹いてるためか

ヒョーーーって風の効果音が隧道探検気分を

盛り上げてくれる。



その大石峠隧道を抜けま~す。

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しばらく民家も無い道ばかりでしたが

高塚地蔵尊の近くまで来たところで

藪不動尊の案内が見えたので寄ってみることに。



大分自動車の下のグネグネ道を上がると到着。

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「藪不動尊」


九州一の霊場らしいけど

マイナー感たっぷり(笑)

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駐車場から一段上がったところが本堂で

岩の洞窟の中に本堂が祀られているようです。


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洞窟の入り口には大きなカコノ木が覆いかぶさるように

立っていて特別保存樹になってるらしい。



不動尊の本堂 ↓

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洞窟の中の限られたスペースの中なので

小さな本堂ですが雰囲気はあります。


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帽子を脱いで手を合わせまくる時間が続くよ。


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仏様の中で不動様ってやっぱり

迫力があって好きだ。


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最近体調がすっきりしないので

しっかりお参りして最後のトンネルを目指そう。



k54から玖珠広域農道の栂野入口から広域農道へ


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この道は超快適。


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k48出るけど道は引き続き気持ちいいまま。



いつも快適すぎるので止まらず通過してたけど

今日はトンネルが目的なのでしっかり寄らせていただきます。


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「新中塚トンネル」の

・・・・旧道

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今も通れるのかな?と思ったけど

看板が地面に横たわって見えませんが

一応通行止になっていました。


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塞がれてないけど

想像してたより短い旧道のトンネル。


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年代を感じる細い坑口。


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まだしっかりしてるように見えるけど

よく見るとコンクリートの内壁も若干痛んでるかな?


正式名称は「中塚隧道」

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苔に埋もれることもなく

とっても読みやすい状態で残っていました。


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はい、これで本日のトンネル巡りはおしま~い。


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玖珠から立羽の景の前を通って

再び耶馬溪方面へ戻ります。


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ずっとインナージャケットもいらない暖かな1日だったけど

陽が傾き始めると急に寒くなって来た。


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たぶん16度くらいあったのが

半分の8度くらいに下がった感じ。



とりあえずインナーを着こむついでに

暖かい飲み物で暖を取ります。

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アグリラインを走ってるとさらに気温が下がります。


冬か?って思うくらい。

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なんとか陽がある時間に

縄張りまで戻って来ました。


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関東付近にあった寒気の空気が季節風に乗って

入って来たのか急に寒くなって油断して真冬装備じゃなかったので

最後は我慢の時間だったよ。


しかしグリップヒーターの恩恵で手だけは

ぬくぬく。



ガレージに戻って軽く茜ちゃんを綺麗してあげて

あったかいお風呂で生き返ります。



ひさしぶりに響らしいマイナースポットだらけのツーリングでしたが

本来わたしのツーリングのスタイルってこんな感じだったことを

思い出した1日でもありました。




では次回はどこに行くかわかりませんが

またの御乗車をお待ち申し上げます。



◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆