しまなみ海道を御近所さんと走ってから
しばらくソロツーリングが続いていましたが
今日は久しぶりにせっちゃんが企画上げてくれました。

私もしまなみ海道のプランニングで力尽きていたため
そのうち誰かが痺れを切らして企画を上げるだろうって思ってたら
せっちゃんが痺れを切らしたらしい(笑)
ただせっちゃんの都合に100%合わせるため
今季で一番寒い日に集合を掛けられちまったよ。

霜降っとる(汗)
集合はいつもの香春のRに8:00
寒くて指先が死にそうじゃったわ。
(11月23日の事です)
香春のRの定位置に茜ちゃんを停めると
せっちゃんがもう着いてたよ。
本日はサプライズで外装を変えてイメチェンしたグロムで登場。
(わたしはある事情で事前に知ってましたケロ)
瀬戸田レモンカラーが気に入らなかったのか
わたしの茜ちゃんカラーにかなり寄せて来ております(笑)
(紅子と言うらしい)
せっかく外装をイメチェンしてご機嫌な本人の前で塗装の塗り分けの
ダメ出しを食らわせてるとこうさんやトノジンも到着。
では、せっちゃんの先導でツーリングスタート!
行き先は久留米方面らしいけど
道はせっちゃんに全部おまかせ。
でも久留米方面だったら香春のRからだと
北九組は遠回りなるぞ。
(しっかりクレームは伝えておきました)
集合場所にすればよかったと思う碓井から
白坂峠経由で夜須高原へ

高原の公園のトイレで緊急トイレ休憩でございます。
前に寄った時よりメタセコイヤは色付いてるけど
真っ赤だったアメリカ楓がもう散ってすこし寂しくなってる。
トイレを済ませて峠を下って
筑前の平野部を抜けます。
そして久留米の市街地へ入って行くのですが
道を間違ったのか通勤ラッシュの中に入っちゃったぞ。
ぶーー!
ぶーーー!
ぶーーーー!
他人が先導の時は容赦なくブーイングを浴びせる
マイナリスト達(笑)
久留米って細い道がメインに使われてたり全般的に交通量が多いため
抜け道を知らないと苦労します。
その為あまりバイクでは近寄らないエリア
なので今回の物件はわたしも初でございます。
渋滞から抜け出して路地に入ると
もちっこさんからまた矢のようなブーンイングが出る
大きく溝ができてしまってるダートの道になるのですが
そのガタガタ道の先にそれはありました。

[円形野外講堂跡]
フェンスなどは無いけど現在は
久留米競輪の名で立ち入り禁止の札が上がってるので
道から見るだけ。

これは戦時中にBSタイヤの石橋正二郎氏が
軍の慰問用に作った野外コンサート場の跡でございます。
今でも周辺は自衛隊の駐屯地になってるし
競輪場の土地も陸軍の墓地だったらしいので
こうした軍関係の遺構がまだ残ってるのでしょう。

草ぼうぼうの時もあったみたいだけど
椅子が見える状態に保たれているのるので
ちゃんと管理されてるようだ。

入れないけど観客用の椅子は
鉱滓煉瓦できちんと組まれていました。
この円形野外講会堂のすぐ近くの高台には
遥拝台もあります。

赤煉瓦でゲームに出て来る建物風ですが
これは皇居に向けて国旗を掲げる塔ってことらしい。
こっちは立入禁止になってないので
普通に上がれちゃう。
外観は赤煉瓦でオシャレだけど
中はいかにも戦時中に作った感が漂ってる。
階段は螺旋階段になって
光を取りこむ窓もあって暗くは無いけど
夏は色んな生き物が居そうなので寒い時期に来て正解。

塔の上に上がると国旗掲揚の柱があります。
柱の正面?には「宮城遥拝」と彫られていて
戦時中の天皇崇拝の象徴ともいえる遺構です。
柱の裏にボルトが2本出ててそれを持ってジドリをしてるのだけど
たぶんこのボルトに国旗掲揚時に使うロープを固定するものと思うので
本来はこの柱からポール状の物が伸びてたのだと
推測できます。
ではこれぞ「マイナリスト物件」の前で本日最初の集合!

センターズレてるけどお構いなく撮り終わったら
戻るわけなんだけど
轍のあるダートを戻らないといけないの?
(わたしはバイクが汚れないガタガタ道は大好きですケロ)
試しにわたしがダートの先を偵察するとすぐに
競輪場の駐車場へつながってたよ。
最初からこっちから入ればよかったやんと
またブーイング(笑)
(わたしは先導の気持をよく判ってるので少ししか言いません)
次はすぐ近くにある有名な「高良大社」
大きな鳥居をくぐってどんどん山を上がります。
しかし三連休ということもあってか
めっちゃ遅い4輪に引っかかります。
カーブの時なんてバイクを下りて押せそうな速度だよ(汗)
避けてくんないしこれにずっと付き合うの?と思ってると
先導のせっちゃんが途中の駐車場へ。

まだ高良大社じゃないけど
ここには孟宗金明竹があるらしい。
あ~ね、
竹の模様がバーコードの奴ね。
真竹の金明竹は多くあるけど孟宗竹での金明竹は珍しいため
有刺鉄線付きのフェンスで囲まれて入れません。
フェンス越しに見るしかないけど
時期が悪いのがバーコードリーダーでは読み込むのは難しい感じで
あまりクッキリしてませんのよ。
新竹が育った梅雨時期くらいが一番綺麗なのかな?
1本くらい地下の根を伝ってフェンスの外に生えてないか探したけど
見つかんないので早々に切り上げて高良大社へ。
駐車場の端っこに邪魔にならないように
団子状態でバイクを停めて神社の階段を上がります。
長い手すりの溶接が上手いだのここは下手だのとどーでも良い会話を
しながら登って振り返ると絶景が。

ヒァーー!
けっこうクネクネと上がって来たので景色は最高。
11月の連休と言うこともあって
ちょうど七五三の参拝で来てる人が多い日だったみたい。
(注:もちっこさんではありません)
久留米市街地方面や小郡方面が
全部見えて気持ちが良い。
筑後平野の中を九州道がヘビのように通ってる。
では本殿で「はじめまして」の御挨拶。
主祭神は高良玉垂命。
本殿の上にはかっこいい赤龍 ↓
顔が蝙蝠っぽく感じるのはわたしだけ?
出来たばかりの綺麗なトイレで
用を済ませたらランチ場所へ向かうため下山。
お昼ご飯はお隣の八女で食べるんだよ~。
八女まではメインルートだけど細い道をしばらく走しりますが
もう通勤の時間じゃないのでそれほど混む事なく
ランチ場所に到着。
「ウメノ商店」
今日のランチはココとするっ!
と、企画者のせっちゃんが言ってます。
お店もレトロ風で可愛い雰囲気だけど
壁もコレクションの看板がいっぱい。
西鉄バスの停留場の頭まで貼ってるよ(笑)
店内も可愛いグッズや懐かしいポスターなどであふれています。
肝心のランチメニューは
一押しのカレーとサイドメニューのネギ焼き。

それと食後の焼きマシュマロラテをいただき
御馳走様。
さぁ、これから午後の部ですが
せっちゃんはこの先は考えてないらしい。
と、言われての今日は完全に先導スイッチをOFFってるため
マル投げされてはかなわないので
「んじゃここで解散だね」と言ってみたりと
せっちゃんをイジる(笑)
なんて言いながらわたしの引き出しから
すぐ近くにある酒蔵へ行くことにしてみたんだけど・・・
連休なのに閉まっとる(汗)
仕方ないのでせっちゃんが行きたいという
山奥の神社へGO!
銀ガメ号が納車される前にKSR110しか手元になかった時に
行った神社だけどせっちゃんは不参加で
みんなのツーレポを指をくわえて見てたらしい。
やって来たのは八女市街地から星野村の山奥にある
室山熊野神社。
パワースポットだったのね。
当然のように誰もいない駐車場に
バイクを並べて歩きます。
車道のようですが
鎖で入れないので急坂を歩くしかない。
車道でショートカットして登っていますが
本来の参道はこれ ↓
ずっと下から上がってこないといけないので
途中から行けるってだけで感謝しないとな。
ここからは正規の階段を上がります。
ペチャクチャしゃべりながら登るので
それほどキツくないけど
登るにつれて巨石だらけになります。
長い階段を上がるとようやく山門。

苔コケの狛犬が出迎えてくれるよ。

別名「無漏山十二社権現」と呼ばれる境内には
こんな坊主岩なる巨石も。
岩と岩の間に岩がはさかっとる。
説明書きもないけど
「落ちない岩」ってことで合格祈願に良いかも。
岩の大きさが伝わんないので
世界工業規格のもちっこで大きさを確認してください。

怖い怖いと言ってますが
たしかにこの岩の向こう側は崖(笑)
さらに上がると「けほぎ岩」
ぽっかり空いた穴の中のお堂には
木槌がおいてあってそれで頭を叩いてもらうと頭がよくなります。
(注:強く叩きすぎると逆効果)
誰ひとりとして信用できる人がいないので
自分で軽く叩いておきましょう。

綺麗な紅葉を愛でながら
奥にある心字池へ
先に行ってるおじさんたちは
その池ではしゃいでおります。
池の周りも巨石で囲まれていて
まさにパワースポット的な雰囲気満点だよ。
では好き勝手に遊んでましたが
心字池の石橋で集合。

今更ですが
参加者の名前を書き込んでみました。
集合を終えて本堂の方へ向かいますが
巨石にこんなぶっとい蔦が・・・
「これ登れるんじゃない?」と言うと
その役目は決まってこの方 ↓
いつものようにトノジンがぶら下がると
蔦が揺れて岩の上から小石混じりの砂が。
髪の毛が砂だらけに(笑)
さすがトノ神。
本殿に上がってその境内にある
樹齢500年の大杉。
樹の鼓動が聞こえる気がするとか
ロマンチックな事を書きたいところですが
今日は周りが騒がしいので何も聞こえません。
ではそろそろ降りますか?
急な階段は登りより下りが怖いよね。
わたしは試しに車道で下って先回りしてみたけど
もしバイクで入れたとしても凄い苔で
ズルズル滑ってバイクじゃ無理だったかもしれません。
パワースポットでパワーを放出して
帰路へ
k52で星野村から耳納連山を越えて浮羽へ抜けます。
後は筑後川沿いを引き続き
せっちゃんの後をのんびりついて行きます。
国道を避けて
長閑な道を選んでくれてるよ。
やがてR369に出てそのまま
秋月方面へ向かうようなのでここから少しだけ
わたしの先導にチャンジ。
夕陽が綺麗そうだったので
景色が見渡せそうな寺内ダムへ来てみました。

ロックフィルダムの堰堤にバイクを停めて
下を覗くとメタセコイヤが綺麗。

平地で西日を浴びる場所なので
紅葉はまだ早いけど夕陽を浴びて紅葉してるように
金運カラーに輝いています。

我ながら行き当たりばったりのロケハンセンサーは
冴えてるな。
(誰も言ってくれないので自分で言う)

さぁ、後は帰るだけ。

5人の脚長さんは
朝と同じ防寒をして帰りの峠越えに備えます。
で、帰りはついでなのでそのままわたしの先導。
秋月から白坂峠を越えて
道の駅うすいに入ります。
ここで「解散? それともご飯食べて帰る?」と聞くと
みんなご飯を食べて帰ると言うので
ディナー場所をスマホで検索開始。
今日はせっちゃん企画なので
最後までせっちゃんチョイスでここに決定。
「ぎゅう丸 飯塚店」
ハンバーグがメインのお店で
わたしはLサイズとパイ包みスープの付いたセットを頂きます。

パイ包みスープのパイはパリパリなパイではなくて
どちらかと言うとクロワッサンに近い食感とバター風味がします。
これをポタージュスープの中に落とし込んで食べると
最初はちょっと甘い?と思ったけど
3杯はいけると思うくらいお気に入りになりました。
メインのハンバーグの方はLサイズのみソースを2種類選べて
どっちも飲み干したいほどハンバーグに合ってて美味しい。
せっかくなので数秒と短いけど
肉汁が出るところを動画で撮って見たよ。
なぜかわたしが動画を撮ると
きまってもちっこさんの声が入るのだけど
それだけ常にしゃべってるって事ね(笑)
しっかり帰りの寒さに耐えうるに十分なカロリーを補給して
ここで解散の挨拶。
後は走りながら流れ解散となりました。
冬型の気圧配置で寒い1日で
なんて日に企画を上げるんじゃ?と思ったけど
終わってみるとめっちゃ楽しい1日でした。
企画してくれたせっちゃんありがとう。
帰ってからのメンバーそれぞれに帰宅お知らせLINEで
とのじんがシートバックを閉め忘れて綺麗に中身を落としたうえに
デニムパンツのお尻が裂けてたらしい。
ラストランになるのかどうかわからないけど最後まで神じゃな。
ではもしポカポカ陽気があればまた走りましょう。
無ければまだ早いけど「よいお年を」(笑)
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆