梅雨が明けてバイクと疎遠になっちゃうほど
猛暑が続いていますがやっと重い腰を上げることにしました。

梅雨の間の乾燥ツーリングで軽く近所は
走っていましたが今日は涼しい午前中を中心に
ツーリングと呼べる距離を走って楽しみたいと思います。
そう思って暗いうちに家を出ようと目覚ましをセットしてたけど
すこし寝坊してしっかり朝日が照りつける中をスタート。
クマゼミとアブラゼミの混合大合唱の中を駆け抜けます。
今日はくっそ暑い時の避暑となると
やっぱり阿蘇方面がお手軽って事でいつものルートを南下。
すると、
その途中の大任のひまわり畑のひまわりが満開でした。
みんなこっちを向いて「行ってらっさぁ~い」と言ってる。
(気がする)

昼間に見ると暑さが3倍に感じそうな花ですが
まだインナーを着たまま見るひまわりは格別でございます。
すこし前に前を通った時はまだ苗の状態だったのに
晴れの日が続いたせいかあっと言うまに満開になってたよ。
花運が悪いといつもいってる私ですが
狙ってないとこうして満開に出会えたりするんです。
こんな満開を見たからと調子に乗って
ひまわりの名所を目的地にしていくと種だけの状態とかに
なるんだよきっと。
せっかくなのでバイクから降りて
ひまわり畑の中を歩くとミツバチの羽音がブンブン
なりまくってる。

ミツバチも朝の涼しい時間帯しか働けないので
一斉に蜜を集めてるのかな。
では、ひまわりとミツバチたちに見送られて
先へ~~。
小石原を越えて日田のコンビニでインナーを脱いで
ファームロードに入ると霧が出てたよ。
冷やっこくてめっちゃ気持ちが良い。
しばらくこのままで良いのに
すぐに霧が終わってしまった(泣)
霧が晴れて明るくなったところからグリーンロードに入りま~す。
特に阿蘇方面って思ってただけで
目的地は無いのでいつもは通らない道を適当に選んで
走ります。
このままグリーンロードを走ると小国に抜けるので
久しぶりに鍋ヶ滝にでも行って涼もうかな?と思いついたのだけど
遊水峡の前を通ったので急遽こっちにします。
これぞ「行き当たりばったり」
鍋ヶ滝は何度も行ってるし
遊水峡は初めてなのでこっちの方がワクワクする。
週末は水遊びの人たちでごった返す場所ですが
平日だしまだ時間が早いため駐車場はガラガラ。
ゆうすい自然の森の管理棟で
駐車料金と入園料の500円を払って中へ。
有料だけあって渓流沿いはずっと歩けるように
整備されています。
とにかく猛暑を忘れるには十分なほど涼しいところだよ。
まずは1日1カッパを達成すべく
上流にある河童滝を目指します。
その途中にある小さな滝沿いは
丸い階段が設置されていてそれぞれ都道府県が書かれてる。
裸足で歩くと足つぼマッサージによさそう。
この小さな滝を上がると
川幅が狭くなります。
やがて水の音が大きくなって
いかにも渓流って風景になってきました。
すると奥にお目当ての河童滝が見えてきたのだけど
その手前にキツネノカミソリの群生が・・・

「滝とキツネノカミソリ」

もしかするとキツネノカミソリと思ったけど
オオキツネノカミソリのような気がします。
初めて来たけど
咲いてる時に来ちゃうなんてわたしって持ってる。

可憐な花に癒されて
メインの滝でも癒されます。

河童のオブジェはないけど「河童滝」で1日1カッパ

滝に近づくと滝の飛沫がめっちゃ気持ちいい。
カメラ(α6500)は防塵防滴に配慮されてるため
滝の霧程度ではあまり気にしなくていいので安心だ。
(注:完全防水じゃないので過信は禁物)

このままずっと滝飛沫を浴びて過ごしたい。
この優雅な滝の横には岩清水もあります。
飲むのは自己責任ですがこれで
顔を洗うと汗がスゥーーっと引いていくよ。
速乾シャツを着てるので
身体にも岩清水を振りかけて来た道を戻ります。
都道府県が描かれた階段のある小さな滝を下ったところで
また涼む。
今度はすこし本気で涼んでみました(笑)
ここは300m以上つづく柱状節理の一枚岩で出来ていて
川の何処を歩いても水深が浅くて気軽に川遊びができるとです。
しばらく川の中を歩いて足の裏の皮膚が
フニャフニャになったところでもう一つあるらしい滝に
向かってみることにしました。
銀ガメ号を停めた管理棟から川を挟んだ支流側にあるらしい。
管理人のおばちゃんから「バイクなら途中まで行けるよ」と
言われたけどなんか嫌な予感がするので歩いて行きます。
するとほら・・・
歩いて行ってよかっぱ(笑)
途中から同じような一枚岩の川の縁を歩くようになるので
徒歩でしか辿りつけませんが距離も短いので楽に到着。
「倉本滝」
落差は6m程度と小さいけど
こっちは誰も来ないエリアなのでマイナリストにふさわしい滝と言えるでしょう。
梅雨末期の雨ですこし荒れてたけど
こっちでも良質のマイナスイオンが吸収できました。
ではこの滝で道は行き止まりなので
引き返します。
林道を戻る途中
道にはみ出た枝を払おうとすると・・・・
こんなのがくっついてた。
(中身入ってる)
たぶん巨大な蛾になる奴だと思います。

自然いっぱいの森で
しっかりリフレッシュしてツーリング再開。

帰りも可愛い沈下橋を通るよ。
すぐにR212に出るのでそのまま国道を走って
途中からマゼノミステリーロードへ入ります。
あ、そうだ、
久し振りにパワースポットにも寄っとこ。
銀ガメ号で行くの初めてだし。

久し振りなのでもしかしたら舗装されてるかな~?と
淡い期待を込めたけどダートのままじゃったわ(汗)

ダートとコンクリートロードが混在する道ですが
銀ガメ号さんはわたしが乗って来た歴代の大型バイクの中で
断トツの足付きと軽さもあってゆっくり走れば
なんの恐怖感もありません。
ただタイヤがロードタイヤなので
石を「パイーン! パイーン!」と弾かせながら
押戸石の丘に到着。
管理費の200円を払って丘を目指します。
暑い事は暑いけど
高原と言うこともあって風さえ吹けば普通に過ごせる感じ。

阿蘇方面の草原は今が一番緑が綺麗な時期で
草原のなかにはユウスゲも咲いてます。

夕方じゃないので開いてないケロ(笑)
こんな風景を見ながら歩いてると
標高845の丘の上に到着。
ヒァーーーー!
やっぱりここは最高に気持ちが良い。
ペトログラフやシュメール文字などがある
不思議満載のパワースポットですがなにより景色も最高なのよ。
知らない間にハートも描かれてるし・・・
岩の上に立つと360度
大パノラマ・・・・
別に岩の上に立たなくても360度たのしめますが
セミの声すらしない静けさがたまりませんわ。
遠くに走って来た道も望めます。

パワーを秘める岩にペタペタ触れながら
最後は磁気を持つ磁石岩。

こうすると全身ピップエレキバン。
ではしっかりパワーもいただいた事だし
そろそろランチにしましょう。
マゼノミステリーロードに出て
そのまま走ると阿蘇山が見えるミルクロードに突き当たるので
その交差点にあるレストラン北山で今日のランチはココとする!
店内はエアコンが無くて外の方が風が気持ちいいので
テラス席で頂きます。
「倍倶丼」
阿蘇の赤牛を阿蘇を見ながら食べる至福のひととき。
なにより見ながら食べる景色が最高の調味料なのでございます。
食べながらカメラの充電・・・
このA6500さんったら
バッテリーの持ちが悪いぞ。
(滝で長時間露光をいっぱい撮ったから?)
でも充電しなくてももう帰りますケロ~!
今日は朝駆けのつもりだったし
この高原から出るとどこも暑いのでそろそろ帰る方向へ
あ、せっかくミルクロードを走ってるので
一か所だけ寄り道して帰りま~す。
阿蘇の外輪山の縁のゆる~いコーナーを
抜けるたびにニヤニヤしながら走る。
阿蘇を左手に見ながら走って右方向に鞍岳が見えたところで
鞍岳の方へ
あ~、ここも久しぶりだぁ。
謎の巨大狛犬。

はじめて来た時より荒れてます(笑)
藪に覆われそうですが
それでも不思議な風景は健在だ。

押戸石の丘と赤牛からパワーをもらったばかりですが
この狛犬さんからも分けてもらいましょう。
だってこれから灼熱の下界に降りるのだから・・・
ミルクロードからk11を抜けて瀬の本高原
午後を周って走ってるとギリギリ涼しいけど
停まると暑さがこたえるようになってきました。

バイクから降りるとム~ンとした草息と
夏らしいバッタ系の鳴き声がいっぱい。
その草原の中にカワラナデシコがいっぱい咲いていました。
可憐な花を揺らすように
草原の中を銀色のバイクが走ります。
せっかくなので生身でも・・・
A6500は4K(6K相当)の動画から
静止画を抜き出せるのでジドリが楽になりました。
(めっちゃ息が切れてますケロ)
瀬の本高原のから白川温泉へ抜けます。
草原から森へ入ったところで
日焼け止めの上塗りと多目の水分補給。
黒川温泉の先からファームロード。
暑い・・・
亀石峠ですら暑い。
日田の街はもう記憶がないほど灼熱地獄で
たぶん一回も停まらないまま抜けたと思います。
(信号で停まらなくていいように競艇スタート方式な)
一度日田盆地の灼熱を浴びた後だと
小石原が涼しく感じちゃいます。
小石原の「行者杉」
束の間の木陰の涼を取ったら
買っておいた水を全部飲んじゃったので
下の英彦山駅で小休止。
後はルートを厳選して
停まったら死ぬゲームをしながら帰ります。
ノロノロ走る車にひっかかると
バイクは熱中症になるかもしれないので追い越しOKに
してくんないかな?
そんな事を思いながら
朝と同じ定点ポイントまで帰って来ました。
本格的な「夏」のツーリング一発目は
こうして無事に完了。
夕立さえない酷暑はいつまで続くんだろうね?
内陸より海沿いの方が気温が低いので
こんどは海側を狙ってみようかな?
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆