今日も梅雨の晴れ間を逃すことなく
平日ライダー響は走っています。
朝日を浴びる九州道を
九州最後のパーキングの和布刈PAへ
時間が早いのでガラガラ
(売店も開いてないし展望台も入れないので不人気?)
このパーキングで集合なのですが
平日だけど前日の夜にマイナリストに声をかけると
もちっこさんは当然としてかおりんとT2さんが来てくれたよ。
T2さんからは信州のお土産付き。
ご当地クリームコロンなんてあるんだね。
では揃ったので
いつもより早い6:15にシュッパ~~ツ!
行先は広島県の江田島。
4台で山陽道を走り広島を目指しますが
途中かおりんがトイレを我慢できなくなった時だけ
先導のわたしを抜いてサービスエリアに入るシステムでございます(笑)
朝の放射冷却で寒かったためか
2回ほどかおりんに前に入られ2回目の休憩のときに
重ね着してたインナーを脱いで身軽になります。
広島東Jctから広島呉道路に入り
もちっこさんが呉は初めてって言ってたので
呉らしい場所によってみました。

呉の定番スポットですが
今回も大和ミュージアムの駐輪場の警備員さんに断って
駐輪場で写真だけ撮らせてもらいました。
そろそろ館もオープンの時間なので
早々に切り上げてさらに呉らしい場所へ移動。
本当は江田島がメインなので呉はスルーの予定だったんだけど
わたしも呉の風景大好きなので寄っちゃったよ。
呉と言えばやっぱり戦艦大和が作られたドックでしょう。
巨大建造物を見ると
スケール感がマヒして距離感がおかしくなるよね。
(ドックの中にある小型タンカーが漁船の大きさに見えるし)
造船所の中を自転車で移動する作業員を見て
人間があんなにちっこいとか話しながら
造船所見学終了!
では本日一発目の集合。

今日はこの4人で約800kmのロングツーリングしま~す。
(この時はせいぜい600km後半程度って思っていました)
寄り道ついでに潜水艦の停泊するアレイからすこじま公園へ

寄り道ばかりでなかなか江田島に行けません(笑)
一般人は入れませんが昭和埠頭は今日も
ミリタリー色いっぱいでございます。

道路脇に停めてみるだけのつもりでしたが
せっせとバイクを押して撮影大会が始まりました(笑)
来るたびに停泊している潜水艦ですが
よく見ると背景のクレーンがモヤモヤしてるので稼働中の様です。
詳しい人は護衛艦もシルエットを見るだけで
艦名がわかったりするんだろうな。
埠頭の対岸にはこんな船も ↓
「ひびき」だって。
調べると「ひびき型音響測定艦」と言うらしい。
(どうやって浮いてるのか船底部を見たいわ)
んじゃそろそろ先へ行きますか?

BMW2台とYAMAHAが2台の組み合わせ。
きちんと並べて
本来わたしが行く予定だった一個目のスポットに
向かいましょう。
R487沿いの日新製鋼(株)の
溶鉱炉群を見ながらも走るのも呉らしい風景だ。
この先からいよいよ島だらけのエリアになるのだけど
その前に音戸の瀬戸公園の手前にある
砲台跡へ

イヤ~~ン!
やっぱり屋根のない廃墟は美しすぎますわ。

兵舎跡ですが
数年前に来たときと変わらず整備もされず
放置もされないといったちょうどいい感じで保たれています。
天気もいいので兵舎跡のすぐ上にある
平清盛公の立つ展望所へ
これが平清盛も見た
音戸の瀬戸だ!

絶景過ぎて鼻血出そう。

高所の苦手なかおりんが渡ってほしくなさそうな
第二音戸大橋の下を瀬戸内海の島々を結ぶフェリーが通過していきます。
そういう私も高い橋は苦手なので
古い方の音戸大橋を渡って江田島へ行くのですが
この音戸大橋の両端はくるくる目が回る多重ループ橋になってて
面白いとです。
トミカのミニカー用の立体駐車場を
連想します。
音戸大橋を渡ると倉橋島。
大きな島ですが最短ルートを使って
もう一つ先の島まで行っちゃいます。
かっこいい(わたしとかおりんは冷や汗)早瀬大橋を渡って
東能美島のR487を走りますがその国道そいで
有名な「だし道楽」の自販機を見つけたよ。
自販機で売ってるペットボトルの中身は
全部「出汁」
何種類か選べるけど
トビウオがそのまんま入ってる出汁もあるよ。
お値段もちょっと高級。
しかしこのトビウオ
ペットボトルの口より大きいけどどうやって入れた?(笑)
乾燥して細くなってる時に入れて
入れた後に出汁を吸って大きくなったとか?
とりあえず目的地はここじゃなく
先まで走ったところからk300に入り
静かな集落の端っこにその目的地がありました。
「大窪寺」
マイナリストの大好きなマイナースポットですが
めっちゃ見られてるよ~。
お寺の屋根の上に大仏様がいらっしゃるのですが
そのお顔が・・・・(笑)
(地元のスナックの端っこの椅子に座って演歌を歌う常連さんの顔)
イヤ~、ありがたいですね~。
旅の無事をお参りして
記念撮影。
見たかったのはこの大仏様だけだったのだけど
境内には何故かわたしが毎年探している
チョウトンボが飛んでたよ。
美しさにウットリ。
ムシムシ倶楽部では1日探してもいないのに
なぜ海沿いのこんな場所に?
その謎は後ですぐ解けるのですが
この大窪寺のすぐ先にも行きたい場所があるので
向かってみます。
行き止まりになる細い道を進みますが
グーグル先生を見るとほっそい道なのに
「アクアマリンロード」ってめっちゃオシャレな名前がついとった(笑)
たしかに海はとっても綺麗ですが
落ち葉もあるしでっかいフナムシもいるので
その名前を聞いちゃうとシュールに感じます。
それとアクアマリンロードの途中の
海じゃない側にこんな湿原がありました。
なんて自然豊かなところなんでしょう。
さっき見たチョウトンボはここから飛んできたみたい。
このアクアマリンロードはすぐに行き止まりになるのですが
ここに私が行きたかった茶臼山と言う島があります。
(島なのになぜか山ってついてるのよ)
着いてみるとその綺麗さに震えます。
「茶臼山」

鼻血出そう。
よく見るとわかると思うけど潮が引くと
トンボロ現象で道もできるとですよ。
(引くまで待ちませんが)
どう見ても山じゃなくて島だけど
とても瀬戸内海の海とは思えないほど綺麗な海に感動。
本当はこの茶臼山のすぐ近くのお店でランチを食べて
食べ終わったらちょうど島に渡れる道が出るというわたしの
渾身の作戦だったのだけど食べる予定だったお店が
宴会などの予約しか受け付けないお店でした(汗)
仕方ないのでお店のおじさんに
おすすめのお店を聞いて国道まで戻ります。
大柿の街の中にある
「割烹 大学」
今日のランチはココとするっ!
たくさんの海鮮のメニューが選べますが
今日は女子力を意識せず男飯をいただきたいと思います。
「海鮮ドーーーン」
ワサビ醤油をドバっとぶっかけて
最後までどんぶりを下に置くことなく男らしくたいらげます。
女子力のあるかおりんが定食を全部食べれないというので
それも手伝ってあげて御馳走様。
お腹を海鮮で満たした後は西能美島を時計回りに
走りたいと思います。
車で砲台探しで回ったことはあるけど
バイクで走るのは初めてなのでめっちゃ楽しい。
たぶんこの西能美島の外周が一番交通量もすくなくて
バイクで楽しく走れる道かも。
島の先端まで走るとそこから砲台山に上がる道があるので
そのクネクネ道を上がります。
すこし荒れた場所もあるけど
上がりきると広い駐車場があるのでそこにバイクを停めて歩きますが
歩き始めてすぐに見えて来る風景・・・

キャーーー!
ここも絶景ですわ。
マイナリストしかいない駐車場から歩いて向かってるのは
本日二件目の「旧軍兵舎跡」
砲台山の山頂に上がれば砲台跡もありますが
今日は廃墟めぐりじゃないので見晴が良いという理由だけで
やって来ました。
砲台は山頂なので登らないといけませんが
兵舎跡は駐車場からフラットな林道を歩けばいいだけなので
とっても楽ちん。
見慣れた砲台らしい遺構の先に
小さいながらも展望台があります。
日露戦争時代に築かれた赤レンガの塀越しからは
こんな瀬戸内海らしい風景が見れました。

説明版を見ると真正面の島は
あの有名な宮島みたいだよ。
と言うことは有名な厳島神社の鳥居の真裏から
島を見てるって事だね。
景色を楽しんだらのんびり砲台山を下ります。

下りながら見る風景もまた格別でございます。

空の青さも海の青さも素晴らしい。
(やっぱり瀬戸内海ってどこで海を見ても水平線が見えないんだね)
島の外周を廻るk36に戻って
続き。
再び早瀬大橋を渡ったところで
橋の上からは怖くて写真が撮れないので
下で見学。
軽くヘルメット星人のまま見学して
4台はどんどん島の南端を目指します。
倉橋島の南側へ出ると
交通量も皆無にちかくなってとっても気持ちのいい
クルージングができます。
静かな漁村を抜けながら快走中。
島の南端部に来ると最後の鹿島大橋を渡る。
立派な橋ですが
利用する人が少ないためか幅は1車線しかありません。
この橋を渡ると小さな鹿島と言うかつての離島に入るのですが
その島の南端の漁村で行き止まり。

もうこの漁村の先の海からは
愛媛県になります。
わたしのナビはまだ漁村の中の道を行けと言ってるけど
漁村の端っこにバイクを停めて歩くことしました。
目的地はこれ ↓
「鹿島の段々畑」
ナビが行けと言ってた道はコレ ↓
たしかにこれを抜けると道はあったけど
ここをブロロローって音を立てて入る勇気はね~よ。
漁村の中は細い路地が迷路みたいに
入り組んでて離島の雰囲気がいっぱい残っていました。
集落を抜けるとパッと視界が開けて
鹿島の段々畑が見えます。

「鹿島の段々畑」
対岸の愛媛県の宇和島にも大規模な段々畑がありますが
たぶん地形的に似てるので
こうした文化があるんだろうね。
本来は背後の山の山頂まで段々畑があった痕跡が見えたけど
荒地になってて石垣が綺麗に見えるのは
集落の周辺だけでした。
段々畑の先は魚の共同加工場みたいな小屋があって
スマホの地図を見ると行き止まりみたいなので
ここで引き返します。
引き返しながらすこし高い路地から見えた
鹿島の集落。

平地が少ないので家の密集度が凄い。
こんな地方らしい風景って大好き。
行きと違う道で戻りますが
かくれんぼしたら1日捕まんないと思うほど迷路です。
もうすでにT2さんとかおりんとはぐれてます(笑)
迷路を抜けて無事にバイクまで戻ったら
さぁ、後は帰る方向に戻るだけ。
島の道の構造上
どうしても渡って来た橋を全部もう一回渡らないといけませんが
チョコチョコとわざと道を間違えてたりして
景色の変化を楽しみます。
さっそく間違えたら
鹿島大橋が綺麗に見える瀬戸内レモン畑のところに出たよ。

地図を見ると住所も「瀬戸」となっています。

鹿島大橋を下から眺めて
上からも・・・
かおりんは橋の上で停まるなんて絶対無理なので
ビューーーッと通過(笑)
(T2さんも絶賛通過中)
わたしも苦手ですがバイクから降りてしまえば一般人並みなので
お尻をムズムズさせながら橋から下を覗くと
ここも鼻血注意の風景でした。

人工物が何一つ無い海岸線が綺麗。
来た道を戻りつつ倉橋島の後半だけ
走って無い国道側を走ってかおりん泣かせの第二音戸大橋で
ピューーっと呉まで帰って来ました。
呉に戻ったら映画「この世界の片隅に」に出てくる
灰ヶ峰の方へ行こうと思ってたけど
もう夕方になるのでスルーしてk31で市街地から抜け
深山の滝をラストスポットにしたいと思います。
住宅街からすこし山道を下ってるといきなり滝への
入り口が出てくるので見落として通り過ぎちゃったよ。
滝の入り口にバイクを停めて遊歩道を歩きますが
滝までは600mと表示が。
ちょっと距離があるなぁ~と思ったけど
ほぼバリアフリーと言ってもいいくらい
平坦な道だったので簡単に滝まで行けたよ。

滝が見えたところから下の河原に降りるまでが
唯一の階段って感じ。
軍港のイメージしかなかった呉に
こんな滝が?って思わせてくれる「深山の滝」

大きな角ばった一枚岩を
白い絹糸で編んだスクリーンの様に流れ落ちる滝が美しい。

流れ落ちる水の透明度も高くて
なによりヒンヤリと涼しくて快適。
夏は地元の人が避暑で
遊びに来るのかな?

では最後の集合を撮って
さぁ~~~、帰るよ~~~。
バイクまで戻って滝の前の道を下るとすぐに
広島呉道路の天応西IC。
山陽道に入って
まずは宮島SAで1日1ソフト。
瀬戸レモンソフト。
濃厚なミルクにさっぱりしたレモン味が
とっても美味しいです。
ただ西日を浴びて暑いので
すぐに溶けちゃって食べるのが忙しい(笑)
食べながら見ようと思ってた
宮島が見える風景はもう食べ終わってから見ることに。
さっきまであの島の向こう側にいたんだなぁ~。
あ、厳島神社の大鳥居が見える。
売店に戻って帰りの水分補給をしてると
もちっこさんにもみじ饅頭もらった。
メープル味でめっちゃ美味しかったよ。
ありがとう。
ここからの帰りの高速は速かった・・・
明るいもちっこさんのライトと
かおりんのイケイケオーラに負けてどんどんペースが・・・(汗)
なので日は沈んじゃったけど
まだ明るい時間に壇ノ浦PAに着いちゃった。

そのイケイケオーラを出してたかおりんは
恐怖の関門橋はその勢いで渡り切ってしまわないと怖いので
PAに入らずそのまま流れ解散(笑)
「今日は平日の早朝から遊んでくれてありがとうね~~」

すこし遅れてパーキングに入ってきたT2さんを交えて
日が沈んで移りゆく空を見ながら
ここで解散。
北九州からのもちっこさんとわたしは
700km後半で福岡からのT2さんとかおりんは
800kmを超えるロングツーリングはこうしておしまい。
たまには日帰りギリギリの距離のところを
早朝からドーーーンと走りたくなるのだけど
ソロツーリングじゃなくてみんなと行けてほんと楽しい1日でした。
まだ梅雨は続きますが
チャンスを狙ってまた遊びましょう。
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆
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