雨上がりの朝



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わたしの頭上を覆いかぶさるように漂う霧の下を

いつものコンビニへ


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今日はタイヤを交換したばかりの

Blue・bee号さんと黄色いグロムのもちっこさんの2台で

ツーリングだよ。


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平日なので一応走る告知はしたけど

予想通り走りたがり屋のもちっこさん以外は

だ~れも反応なしでした。




今日はまだ行った事のない山にミヤマキリシマを

見に行くのがメインのツーリングなので

花運が良いもちっこさんにめっちゃ期待しよう。

(この為事前に捕獲完了していました)

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玖珠方面へ行くのでいつものアグリライン(旧HFR)を

快走・・・



麦秋がめっちゃ良い感じ。


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気持ちがいいのでいつもと変わらないペースで走ってたけど

タイヤの慣ら中って忘れとった。



新しいタイヤはセミブロックタイヤなんだけど

ロードタイヤのように普通にバンクさせて曲がれるし

ロードノイズもないし今まで通りなんの違和感も感じないまま走れます。


唯一凍結防止のためのアスファルトの切り込みには

かなり溝にそって走りたがるようです。

(溝に逆らうとフニャフニャした挙動にwww)


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耶馬溪まで走ったところでトイレ休憩をして

すぐにスタート。


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車も少なくてめっちゃ走りやすくて

平日のメリットを堪能しまくります。


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一目八景から峠を越えて

「道の駅 童話の里くす」でトイレ休憩。

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なんか今日のもちっこさんは

トイレが近いのよ(笑)



これから山に入るので

わたしもトイレを済ませて本日最初の集合。

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では鬼は出ないと思うけど

酷道かもしれない山道に挑んでくるぜ。



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メサ台地に囲まれた農道を走り

そのメサ台地の一つでもある万年山(はねやま)が

今日の最初の目的地でございます。

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林道を上るとさっきまでいた玖珠の街が

あんなに下に見えます。


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山に向かう道はこんな感じで

真ん中にうっすらと苔は残ってるけど

荒れてるわけでもなく普通に行けちゃった。


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登山口の駐車場は山開きが今週末と言うこともあって

半分くらい車が停まっていました。



空いたスペースにちびっ子バイクを2台停めて

ここから徒歩で万年山へ挑みます。

(本当はもっと上までバイクで行けると思ってたけどゲートが閉まってたのよ)


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登山か?とすこし不安になったけど

こんな風景の中を歩くのでまったく苦になんないかも。


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リュックを背負った登山客に交じって

軽装の花の妖精2人も歩き始めますが

途中にこんな岩があったよ。


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「まんじゅう石」



登山客は何度も来てるためか

みんなスルーしていくけど

こんな物件大好きな2人はきちんと寄り道いたします。


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たしかに二つ割った岩を合わせたみたいな形で

どら焼きだ。

(ケーキ屋で買うシュークリームとかマカロンにも見える)


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食えないスイーツの上でいかにも山頂に立った気分になったら

先に進みます。


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まんじゅう石の先の道もこんな

さわやかロードが続きます。


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景色が良すぎてまったく疲れない。

(まったくと言うのはちょっと言い過ぎか)


前を見ても緑の草原と青い空だし

振り返っても絶景。

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牛も馬もいないけど

天空の牧場だ。


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牧草地じゃないところも

草原になっていてさらに先に行くと

もっと広い草原が見えてきました。


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なんじゃこりゃ!?


天国に続く道か?




なんだか無性にテンションが高くなっちゃいます。


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やっぱり景色がこれだけいいと視覚から

パワーをたくさん得ることができるみたいです。


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歩く距離も長くても長いぶんだけ

この絶景の中に居れると思うと楽しくってしょうがない。

(そんなに坂道ってわけじゃないからな)


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鶯やカッコウの鳴き声を聞きながら大草原の中を歩いていくと

目的のミヤマキリシマの群生地がありました。


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う~ん、咲いてるけど

若干終わりに近い感じ?


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山だけどそんなに標高が高い山じゃないので

一番の見ごろから5日ほど遅かったっような咲き方です。


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それでもまだ綺麗に咲いてる株もあって

青空との美しいコントラストを見せてくれます。


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登ってる万年山の山頂はまだ先ですが

山頂にはミヤマキリシマが無いと登山客の方から聞いたので

もう一つの群生地に行こうと思ったら

徒歩で3kmだって。



3キロかぁ・・・



咲いてるのが丘の上から見えたし

咲いてる状況が今見たところをあんまし変わんないと思うので

今日はこっちの群生地だけでヨカ。


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「ほら、そこも咲いてるし」

「って、歩いてる風に撮るって言ってるのに全然歩いてね~し」

(もちっこさんは演技が超下手なのです)←足と手が一緒に出ます


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野生の花なので

咲いてる株と終わってる株の差が激しい。



けど咲いてる場所が

素晴らしいので大満足な妖精さんたちなのでありました。

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ブンブンと舞うクマバチさんに別れを告げて

下山します。



下りは早いイメージだったけど

景色が良い中を上って来たせいか

下りの方が長く感じたよ。



登山口の駐車場に着くとなんと車が満車じゃないですかっ!


平日だよね?



早々に準備をして

林道を下りますが対向車がいっぱいくると面倒なので

隣の伐採山の方へ抜ける林道でエスケープして下山。




無事に山を下ったらまだ時間が早いけど

ランチタイムにするよ。


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万年山に行ったのでランチは前にkiyomakoに連れていってもらった

はねやまドライブインに行こうかとも思ったけど

やっぱりココ ↓


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今日のランチはココとするっ!

(お食事処 金太郎ね)




チキン南蛮をふた~つ!


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御馳走様!



食べ終わるとkiyomakoさんが

出てきてくれたのでヤエーステッカーをもらったよ。

(もらったと言うか「頂戴」と催促しましたケロ)

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わたしはおんせん県バージョンとマイナリストステッカー風の

トリコカラーをいただきました。

「ありがとう」



玖珠の街から出るところにある古い洋館。

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インカムで聞くウィークマンのセットの為

たまたま停まったのだけどこの洋館は1934年に建てられた

旧税務署の建物です。



裏道からR210へ

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天ケ瀬温泉から鋭角に曲るk12に入りま~す。


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曲がったらいきなり激坂です。


Blue・bee号さんのもっとも苦手とする道でございます。



基本オートクルーズ機能を使っていますが

ぜんぜんスピードが出ねぇよ。

(※ 常にアクセルを全開にしたままって事ね)

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途中で横切るファームロードはよく使うけど

あまり通らない道なので新鮮な気分で走れて楽しい。



でも次の目的地はこのk12から反れて

細い道に入るので今日はスマホをナビ替わりにするため

スマホケースを装着して来ました。

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ちびっ子バイクで出かけるときは

地図もナビもいらない自由な遊びをするのだけど

遠征ツーリングで知らない街中のホテルなどに行くときに

使用する目的で購入したまま

まだ一回も使って無かったし今日はもちっこさんもいるので

極力Uターンをしないで良いように装着してみました。




ナビにしたがって曲がると林道の始まり。


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さらに「ここ入るのか?」って道に入ります。


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今から行くところはファームロードからは

行った事があるのだけど下から行くのは初めて。


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里山を眼下に見ながら杉木立の林道を抜けると

徐々に視界が開けてきます。


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もうここまでは来たことがあるのでナビが目的地を告げる前に

「目的地に到着です」と自分で言う。


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ちびっ子バイクなのでガタガタ道も関係なく進んで

「曽田池」

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まだ青いCB1300SBに乗ってる時に来たけど

その時は草がボウボウでこんなに池まで近づけませんでした。


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絶景です。

(鼻血出そう)



眼をつむってここで目を開いたら

「ゴルフ場?」って思うかもしんないな。



池の水は透明度こそ普通だけど

小さな魚がいっぱい泳いでいます。


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堰堤で座って集合を撮りたいね~って話してると

座れる場所が一か所だけありました。



しかし・・・狭い・・・



同時に座ると尻相撲みたいになって

どっちかが水に落ちるというコントになりそうだったので

先にもちっこさんに座ってもらって集合。


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なんだか青春チックな集合になったぞ。



こんな場所なら珈琲を作って飲みたいよね。


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すこし場所を移動。




上から見下ろしても絶景でした。


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わたしの九州LoveゲージがMaxに。



曽田池からは来た道を戻らずに

そのまま上のファームロードに上がって

前にファームロードの橋から見た馬のいる牧場へ降りて見ました。

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上から見たときは良い景色だったけど

実際に走ると普通の農道(笑)


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でもちゃんと馬は見つけたよ。


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可愛いね~。


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サラブレット並みに毛艶がテカテカしてて

触ってみたいよ。




農道の先は細い道で杖立温泉の方へ行くだけみたい

なのでファームロードに戻ります。


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ここからもちっこさんの行きたい場所リストに入ってた

別府の鶴見岳に一気に移動するよ。



裏道は使わず当たり前にR210からk11に湯布院を通過。

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由布岳の裾野の草原の

緑が綺麗過ぎて泣けてくる。


九州のバイク乗りでよかった。




雄大な由布岳の山頂付近をよく見てみると

ミヤマキリシマのピンクが見えます。

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これは隣の鶴見岳のミヤマキリシマも期待しちゃうよ。



そう、最後の目的地は鶴見岳のミヤマキリシマ。



春からずっと花を追うツーリングをしていましたが

季節が夏になったのでもうそのテーマに沿って走って無かったのだけど

今日は本当に女子力を上げるためピンクの花を追います。


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由布岳の下の絶景ロードを駆け抜けて

鶴見岳ロープウエイ乗り場へ



霧氷や紅葉の季節など何度も来てる場所ですが

午後から山に上がるのは初めてかも。

(たしか15:00くらいだったと思う)


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午前中より少ないけど

貸切じゃない程度にお客さんが乗っています。


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日が長くなったので

まだまだ遊べるのがうれしい。



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8人くらいしか乗って無いので

座る席は特等おこちゃまシート。


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この椅子が一番眺めが良いんだよ。

(わたしは支柱を越えるときにお尻がムズムズするのですこし後ろに座ります)



山頂駅について外に出ると

花運の良いもちっこさんのおかげで

ミヤマキリシマが良い感じで咲いてる。

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終わりかけの株と咲き始めの株のバランスを見ると

一番良いタイミングで来れたかも。


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斜面側の群生地は

ゴツゴツした岩とミヤマキリシマの組み合わせが良い。


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気分爽快!



特に息を切らさず高い場所に来れるって最高。


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でも、マイナリストですから

ちゃんと歩きますよ。

(ロープウェイ代の元を取るとも言う)


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鶴見岳の山頂を目指して階段を上がります。



空気が薄いのでキツイです。

(濃くてもキツイって言うはず)



頑張って階段を上るともちっこさんの言うとおりに

また群生地がありました。


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イヤ~~ン!


由布岳バックに素敵すぎますわ。

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震える~~~~~~。



しばし花の妖精になって

花畑の中をかけめくります。

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さんざん花を愛でたら

せっかくなのですぐ上の山頂へ


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はい!

1375mの頂は我らの物に。

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では、高速でピュ~~っと帰れない可愛いバイクで来てるので

暗くなる前に帰るよ~~。


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良いタイミングで下りのロープウェイに乗り込んで

再び由布院を抜けます。


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いつものk50を爆走して

安心院の裏道。


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旧HFRをフルステージ走り抜けて

まだ明るい時間に香春のRまで戻って来れました。


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ノンストップで走り通しだったので

ここのコンビニでコンビニスイーツを食べてると日没になって

家の近くまで走ったところでマジックアワータイムを迎えました。

(曇ってますケロ)

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いつもの川の土手で解散。


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今日は酷道少なかったのが心残りですが

いっぱい綺麗なところに行けてよかっぱヨカッパ。


バイバスの分岐の場所まで先導して

花の妖精はそれぞのFairy houseへ帰って行くのでありました。



ガレージに入れる前に綺麗に拭いてあげて

今日のツーリングはおしまい。


次回は梅雨入り直前(1日前)の

賑やかなツーリングをお送りいたします。



◆◇◆ Minorist Hibiki & Mochicco ◆◇◆



花の妖精さん[もちっこさんのレポ